朧村正
ヴァニアウェア開発のWiiソフト。
"絢爛絵巻和風アクションRPG"と何やら豪勢なジャンル名が付けられているが、内容としては
オーディンスフィアにかなり似ている。
後にみんなのオススメセレクションとしてベスト版が発売された。
外箱付でGCソフトっぽい
今回はそのベスト版を購入。この外箱形式ならパッケージの絵が縮小されたものでないので、なにも気にすることなく気軽に買えて精神衛生上大変よろしい。
「順番としては次はプリンセスクラウンだな!」と心では前々から決めてはいたものの、実際に買うとなるとそうはいかなかった。
中古でさえベスト版しかお店に置いてないからだ。
上記の通り、こういう
ゲーム本来の楽しさを損なうわけでもないのにやたら見た目にこだわるせいで、何件回っても買える気配がなかった。
なかにはベスト版のみの追加要素なんてのもあるけどね。
そんな理由もあって、
以前おすすめされたこちらを標的に変更したのだ。
ただ、これも買うまでの道のりが長かった。
ゲームソフト販売店を10店は回ったが、これまたどこにも置いてないでやんの! 10店全部言えるぞ!
ソレイユ内フタバ図書、イオンモール内フタバ図書、フタバ図書、ブックオフ*2、ビスコ、マルタカ、ネバーランド、レプトン*2。
1本のゲーム買うのになんて運動量…。
マラソンする主人公の気持ちが分かった。
Amazonさん、お世話になりました。
前置きはそこそこに、ちょっと遊んでみた感想を書かなきゃしょうがない。
オーディンスフィアと比べてアクションが断然に面白い。
Wiiリモコンを想定してのことかほぼスティックとAボタンで大抵のことはできてしまう。GCコン対応でプレイする側にとってはありがたい。
攻撃テンポもよく、複雑な操作もない。てきとうに連打してるだけで敵をバッサバッサ斬れるので気持ちがよい。
理不尽なモーションなし攻撃してくるやつも居なければ、即死級攻撃をぶちかましてくるやつもいない。
攻撃ボタンを押していれば敵の飛び道具も跳ね返してくれるので、こちらのアクションを無理に止められることもないので安心して脳筋プレイができる。(魔窟はやめよう)
また刀の持ち替えによる奥義も個性があって、ただ斬るだけのアクションにならないようにアクセントが加えられている。
ここはオデンで「サイファースキルに個性があれば」と言ったのが見事改善されている。
地獄の鬼相手に、打ち上げ後に髑髏でオラオラするとすげぇ楽しい。このように自分で組み合わせられるのも良い。
背景も素晴らしく綺麗で、ふすまの絵柄に奥行きが出ていたり、桜が舞っていたりこだわりが感じられるマップの作りになっている。
特に夕日を背景にススキ野原を駆け抜ける所が好き。
マップが数種類しかないなんてこともないし、地形も高低差があったりして、アクションに磨きをかけた進化系とも言える。
相変わらず食べ物への力の入れようもすごい。ぷるんぷるんのほかほかで団子が食べたくなりました。
しかしひたすらマップを走ることが多いのが残念。背景が美麗なのが救い。
カービィの鏡の大迷宮なんかは全部マップが繋がっていたが、それは移動中常にアクションがあるから飽きがなかったわけで、こちらはエンカウント方式。マップ2、3で1回という頻度なので走って終わりなマップも結構ある。
そもそも目的地が遠いのに頻繁にエンカウントしても困るが…。確かにもうちょっと何とかしてほしかったな。
一定ポイントまで行けばワープとか? リアリティを追及した結果不便になりましたではゲームである意味がないと思う。
あとストーリーがあまり盛り上がらなかった…。
ひとまず百姫編をクリアしたところですが、展開もあまりなかったように感じた。
このキャラはある刀を求めて全国を旅する話。それであっちいけば「刀はもう持ち去られた」。こっちいけば「刀があるってのはただの噂だった」と散々。行く先々に坊さんいるし。
結局最後まで刀の後を追うのみで、手に入ることなく終わってしまったという。
起承転結がイマイチで、オーディンスフィアとやった後だと全然スッキリしない…。
そんなとこで所感終わり。
ボス戦も個性ある攻撃方法で楽しいゲームです。
【おまけ】
ももひめのもも
メリルにベルベットにメルヴィンと同じ声優さんが多いね。