Lu7『4thアルバム "Azurite Dance" レコ発記念ライブ』
長期休暇でもないこんな時期にも関わらず新幹線で広島から東京まで行ってきました。
東京への目的とはただ一つ。Lu7のライブに参加すること。
2014年11月1日17時0分、2年半ぶりにLu7のライブが開演する!!
本当はライブ当日の新幹線にしようとしてたのに、「(希望時間前後も)すでに予約がいっぱいです」と言われて行くのを一日早めたりもしました。
冬休みでもないただの3連休なのにみんな都会に行くのか!?と衝撃を受けました。
そして寒くなると予想して着込んだら暑かったという。
場所は六本木。新宿から都営大江戸線で行き、帰りは東京メトロで東京駅まで乗り換えていくルート。
六本木の地下鉄から地上に出たときに現在位置が分かりにくかったですが、予定にだいぶ時間を盛って計画を立てていたので、入場1時間前に到着。
見るとライブハウス前にはまだ一人しかいない。
しかも雨もぱらついていました。
せっかくなのでハジメテの夜の六本木を満喫…というわけもなく、迷子にならないよう念のため帰りのルートを確認しにぐるっと周辺を歩く。
…その時!!
なんと梅垣留奈さん御一行とすれ違う。
辺りはすでに日が落ちて真っ暗で、街灯の明かりを頼りに歩く中のことだったので一瞬分からなかったが、あれ?っと思って振り返るとあの4人でした。
そんなわけで開場です
「六本木BeeHive」は地上1階と地下1階の構造になっていて、螺旋階段で上り下りします。
舞台は地下1階なので2階席が一番見やすいというのもあるかも。
とりあえず一番前に座ることに。前回のときも同じような位置だった気が。
例によって静かに開演を待つガチャピン(コードに巻きついてる緑)
やっぱりいたよガチャピン。
◆第1部
01:Blue Planet(1st)
02:Azurite Dance(4th)
ここで1,2曲目の説明ををすっ飛ばして3,4へ
03:Keseran Patharan(1st)
04:積みわらの歌(4th)
あっという間に第1部ラストの曲へ
05:ミドル・ロングサーキット(チョロQ2)
前回のライブで登場したチョロQ2の曲で、せっかく譜面も作ったのでライブで恒例化したいとのこと
これは嬉しい思わず反応する
◆第2部
2部開始の登場シーンで"Interlude#2"(4th)が流れる
鉄製の風鈴が連なって不規則に鳴る音からリズムを抜き出したような不思議な曲
06:Ripple(Mizu no Wa)(2nd)
第2部開始はルナさんと栗原さんのお二人が出てこられて演奏開始
次は3曲続けて
07:浮遊都市(4th)
08:Bonito(3rd)
09:Mariana's Garden(2nd)
2ndで一番好きな『Mariana's Garden』が来た!!
ちなみにルナさんは「マリアナの庭」と言ってました(同じ意味ですけど)
10:トキヲコエテソラニカエリ(4th)
本当はこの長い曲の前に休憩を挟んで3部構成にする予定があったとか
アンコール:Flying Seed (Landscape 37)(1st)
アンコールは毎度この曲という定番の様子
目録はこちらにも。
◆ルナリズム :
レコ発記念ライブ!のレポート長文
第一部の最初の2曲が終わってから挨拶に。
「一言二言三言」ずつ、最近の様子などについて。
栗原さんが「今日は3部まであるんだっけ?」という問いかけに「うそぉ~」とルナさん。
なんというぐだぐだっぷりこれがまたいい。
後から分かることで、この3部というのは「長くて弾くのが大変な」という時点でバレバレのあの曲を引く前に休憩を入れるかどうかのことだったみたいです。
栗原さんの最近の仕事で「無事に打ち切りとなった(!?)ギターレーダーの講座」に続いて、今は"ZOOM"のエフェクターの使い方を紹介するサンプル曲を作ってるんだとか。
◆ギターレーダー :
メロディック・ギター・アプローチ
スマホであればプリセットを100円くらいで落とせるんだとか。これだからガラケーは!
そこに岡田さんがエフェクトをいくつかZOOMに送ったら猫の鳴き声風なのが採用されたとのことで鳴らすと、
ぐにゃんぐにゃんに歪んだ音でなんだかわからないというw
岡田さん「使い道はおそらくないです」
後は4thアルバムで表に出てきた二人について、ノリノリでピンクのウィッグを決まってもないうちから買って、栗原さんが素頭でずるいとか、裏話的なことも聞けて楽しかった。
今回のライブは後半に行くにつれてだんだんと力強く変わっていきました。
キーボードを叩くルナさんの足元では蹴り上がるかのように力強くリズムを取る!
自分なんか歯を食いしばるように力が入って聴き入ってたことにライブ終了後に気がついたほど。
前回のライブが1曲目が3rdアルバムの『Bonito』から始まったので、今回は『Azurite Dance』かなと予想していましたが、意外にもそれは『Blue Planet』でした。
そして『Azurite Dance』
これの曲だったでしょうか? 一部メインメロディーの音が埋もれてる部分があった気がしたのでそこがちょっと残念だったかなあ席がまずかったのか。
しかしシンセとギターが交互に織り成す音色が美しい。
次に『Kesaran Patharan』で、これは最初のアルバムエフロより。
1stはドラムは打ち込みですが、ここに島村さんのドラムが加わることでイメージがまた変わって聞こえました。
自分もライブ終了特に畳み掛けるようなリズムがある部分で、ドラムでの緩急がハッキリと付けられていたのでアルバムよりも表情豊かになったように感じました。
その時の島村さんのルナさん、栗原さんを確認しつつ叩く姿が印象的でした。
ライブでは来ないと思っていた『積みわらの歌』。
アルバムではバイオリンの音色があったのでそういうのは来ないかなと思っていました。
木琴の音がアルバムより乾いたイメージの音だった!
一部ラストにCQ2より『ミドル・ロングサーキット』
Lu7の曲ではないですが、せっかくなのでということで。前のときも一部ラストのタイミングだったかな。
ここでチラホラ「お~」という声が上がる。(自分もその一人)
ルナさん「知っている人がいてよかったここで"シーン"だったらどうしよう」
栗原さんが言うには「弾くのが難しい曲」。Lu7ではないけどものすごく"らしさ"が表れてる曲だと思います。
個人的にはCQ3の夜の町で流れる『New York』なんかもライブで聴いてみたいなぁ。
うっとりするようなロマンチックな曲で構成的にもバッチリなんじゃないかと…。
他に言えばロックマンゼロの『esperanto』とかかなり好き。
15分ほど休憩を挟んで2部開始。
まずはデュオの『水の輪』から。
このタイトルについては「ラヂオつくば」なんかで語られたりもしましたね。
ここではギターを持ち替えイスに座って弾く栗原さん。
そして『浮遊都市』と『Bonito』、『Mariana's Garden』に続く。
特に『Mariana's Garden』は特に好きな曲だったのでライブで聴けて良かった。
この曲はパーカッションがちりばめられた曲ですが、リムで違和感なく仕上げられていました。
ラヂオつくばを聞いてからずっと気になっていたのはこの曲名。
「"Mariana"って……誰?」ということ。
もしかしたらコレは人名ではなくてマリアナ諸島とか、海の透き通った温暖でハイビスカスの咲く南の島をイメージした曲だったのかもしれません。
勝手な推測ですけども…。
最後に本日のトリを飾る『トキヲコエテソラニカエリ』!!
岡田さんが送られてきた譜面をコピーしてセロテープで繋いだけど「どこまで続くんだろう」と思って見るのを諦めた曲だそうです。
いつもなら目を瞑ってまるで自分の世界に入りながらベースを弾くのに、曲の途中で目を見開いて笑顔でベースに向き合う姿が焼きついてます。
まるで「ここがツライ」と言わんばかりの…w
抜けた後の開放感がたまらない。ルナさんと栗原さんのメロディーが心地よい。
ラストのパートで急にゆったりとしたリズムになり、「いよいよ終わりなのか」と実感させられます。
最後はアルバムと違い島村さんのドラムはシンバルで締められました。
アルバムとの違いを発見するのも楽しみのうちですね。ここはピアノで来るか!とか。
毎度の曲とのことでアンコールの『Flying Seed』でライブ終了。
その後に前のときにはなかったサイン会が開かれました。
このサイン会の存在を知ったのは東京入りしてから、たまたまガラケーでチェックした"ルナリズム"を見てからのこと。
ライブ終了後にその場で4thCD買ってジャケットにサインしてもらう方が多い中、自分は事前に何とか文房具屋を発見して購入できた"紙的なもの"にサイン頂きました。
ルナさんと栗原さんのサイン
稀に"ルナリズム"に表れる謎絵キター!
栗原さんもそれに併せて横に絵を描くと「パクリきたなー」とルナさん。
このときにもちょこっとお話しする機会がありました。
その中でLu7を知ったきっかけが小さい頃に遊んでいたCQなので、そんな何十年も前のゲームのことを未だに作曲者さんが覚えていてくれて、それをライブで聞けるというのがすごく嬉しかったと伝えました。
「えっじゃあ結構お若いんじゃないですか」とかいうやり取りもありました。
どうやらそれらのこともルナさんのブログに書かれていて、中に自分も含まれてるのかと思うとなんか照れる。
ずっと言いたかった言葉が伝えられたし、いい思い出になったわ…。
しばらくは余韻に浸りつつ、またあれば絶対駆けつけます。
これから寒くなる季節、お大事に!